歴史
<須谷城砦群>
須谷地区に所在する円通寺周辺の尾根には、「須谷城砦群」とでも云える城郭群が存在する。此れ等の小規模城郭はその分布から円通寺との関わりが思考され、円通寺を防禦する為の城郭と判断される。此れ迄に確認できた城郭は、
西谷城、
俵谷城、丑引城、
ワンジャ城の4城である。
<丑引城>
丑引城は円通寺北西の標高90mに所在する。堀切(幅4m・深さ2.5m)・竪堀(幅3~3.5m・長さ22~27m)で尾根筋を遮断し、その前面に城域を設定している。曲輪配置は主郭1(15×26m)と副郭2(15×21m)の2郭で、副郭に帯曲輪と小曲輪群を構築しているのが特徴的である。
この2つの中心曲輪と他の小曲輪との構築時期は、明らかに異なるようである。従って、南北朝期から室町期に築城した城を、戦国期に堀切・竪堀で改修したものであろう。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市竹野町須谷字丑引
- 通称
- ─
- 形式
- (標高 90m/比高 約m)
- 遺構
- 曲輪、堀切、竪堀
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 不明
- 築城年
- 南北朝~室町期?
- 改修年
- 戦国期?
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- 未確認
- アクセス
- JR山陰本線『竹野駅』より