歴史
慶長14(1609)年、徳川家康は
大坂城に籠る淀殿・秀頼、西国大名に睨みを利かせる為に山陰と山陽、京都と大坂を結ぶの交通の要衝である篠山盆地に篠山城を築城をさせた。この天下普請の築城には、西国諸大名をはじめ総勢8万人が動員され、普請総奉行を池田輝政が、福島正則、加藤清正が夫役、縄張りは藤堂高虎が担当した。
『豊臣を刺激しすぎる』との本多正信の提言により天守が築かれることはなかったが、大書院は
二条城の二の丸御殿に匹敵する壮大な造りで、淀殿・秀頼が臣従した際には大坂城より篠山城へと移す計画だったという。
この大書院は明治の廃城令(1873年)でも解体を免れたが、昭和19(1944)年に失火により焼失したが、平成12(2000)年に古絵図、古写真をもとに復元された。
篠山城は全ての虎口に馬出が設けられていて(近世城郭では篠山城のみ)、その馬出がほぼ原形をとどめている全国的にも珍しいお城である。
コメント
真夏の訪城でした。珍しく愛犬も連れてきましたが、暑さでバテてました。
この日を境に愛犬は留守番が主となりました。
オススメ ☆☆☆☆
規模 ☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆
アクセス ☆☆☆
データ
- 所在地
- 兵庫県丹波篠山市北新町
- 通称
- 桐ヶ城
- 形式
- 平山城
- 遺構
- 復元御殿、天守台、石垣、曲輪、堀、馬出
- 築城者
- 徳川家康
- 主要城主
- 松平康重
- 築城年
- 慶長14年(1609)
- 廃城年
- 明治4年 (1871)
- 開城時間
- 9:00〜17:00
- 入城料
- 400円 (大書院館内)
- 休城日
- 毎週月曜/12月25日〜1月1日
- 100名城スタンプ
- 大書院館内
- 駐車場
- 有料駐車場あり
- アクセス
- JR福知山線/宝塚線『篠山口駅(東口)』より
- JR・神姫バス約15分『二階町』下車
- 舞鶴若狭道『丹南篠山口IC』より