花隈城は、永禄10年(1567)に織田信長の命により荒木村重によって築城された。
と、されているが、この時期の信長は入京しておらず、摂津に影響を及ぼす力があったかどうかは疑問とされ、翌、永禄11年(1568)に和田惟政によって築城されたとする説もある。
天正6年(1578)に荒木村重が信長に反旗を翻す(有岡城の戦い)と、2年後の天正8年(1580)に池田恒興によって攻められ花隈城は落城した。
戦功により、この地を与えられた池田恒興は兵庫城を築城し、花隈城は廃城となった。