歴史
上田城は天正11(1583)年、真田昌幸によって築かれた平城で、上田盆地のほぼ中央に位置しています。堀と土塁で囲まれ、虎口(出入口)に石垣を使った簡素な城ですが、第一次(1585)、第二次上田合戦(1600)で徳川の大軍を撃退し、天下にその名を轟かせました。数ある城郭の中で、二度もの実線経験をもち、輝かしい戦果をあげた城は、全国でも他に例はありません。
しかし、上田城は関ヶ原の合戦後に破却され、藩主であった真田信之も松代へ移封となりました。その後、小諸から入封した仙石氏により城は修復され、近世後半には松平氏の居城となります。
かつて本丸には櫓門2基、隅櫓7基がありましたが、現在は隅櫓3基と檜門1基をみることができます。また、園内には石垣や土塁が至る所に残されています。
真田氏からはじまり、築城から400有余年。上田城は今もなお、訪れる人々を魅了しています。<現地パンフレットより>
数あるお城の中でも人気の高いお城の一つ信州・上田城。
真田幸村の名で知られる信繁の父・真田昌幸の居城で、徳川の軍勢に二度も大軍に攻めこまれるも、10分の1以下の兵数でいずれも完勝で退けたことで有名。
2007年(平成19年)12月14日放送のBS熱中夜話(日本の城 前編)「お城ファンが選んだ 好きな城ベスト10」では、
姫路城(2位)
大阪城(3位)を抑えて1位に選ばれている。
関ヶ原の戦いの後は徹底的に取り壊された上田城であるが、後に真田信之が
松代に移封されると仙谷氏が
小諸城より入城し、埋め立てられた堀などを復元し、なるべく元の形態に沿った城郭を再建した。これが現在に伝わる上田城となっている。
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難易度 ☆☆☆
アクセス ☆☆☆
データ
- 所在地
- 長野県上田市二の丸
- 別称
- 尼ヶ淵城
- 形式
- 平城
- 遺構
- 土塁、櫓、石垣、堀
- 築城者
- 真田昌幸
- 主な城主
- 真田氏、仙石氏、松平氏
- 築城年
- 天正11年(1583)
- 廃城年
- 明治7年 (1874)
- 開城時間
- 常時(櫓門、博物館は8:30~17:00)
- 入城料
- 無料(上田城櫓門、博物館等は共通券 250円)
- 休城日
- なし(博物館:毎週水曜、祝日の翌日、年末年始)
- 100名城スタンプ
- 上田市立博物館受付
- 駐車場
- 城跡入口前に無料駐車場あり
- アクセス
- しなの鉄道『上田駅』より 徒歩15分