歴史
1、位置と城史
岩本城は奈佐川右岸、吉井集落南側、標高約90mの尾根突端に所在する。集落との比高は約75mを測る。城域は東西約80m、南北約25mを測る小規模城郭であるが、城の北・西・南方向は急峻な斜面となっている。
伝承では、城主は不明ながら、
宮井城主・篠部氏より80石を分け与えられて分家したものと云う(『但馬の城』)。
2、城の構造
城は粗単郭で、その背後(東側)の尾根に堀切・竪堀を構築した単純な縄張りである。
主郭1は東西約34.5m、南北約16mを測り、堀切側に土塁(幅4.5m、高さ0.6m、長さ10m)を設けている。
3、まとめ
岩本城は小規模ながら単郭式城郭である事から、地侍クラスの「村の城」である。城主は不明乍ら、岩本集落の村長の城であろう。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市吉井字岩本
- 通称
- ─
- 形式
- (標高 約90m/比高 約75m)
- 遺構
- 曲輪、堀切、竪堀
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 不明
- 築城年
- 不明
- 改修年
- 不明
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時?
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし?
- 駐車場
- 未確認
- アクセス
- JR山陰本線『豊岡駅』より
- 北近畿豊岡自動車道『日高神鍋高原IC』より