八鹿町朝倉は福井市の一乗谷で栄えた大名、朝倉氏の発祥の地である。朝倉氏は考徳天皇の皇子、表米(ひょうまい)親王を始まりとする。平安時代末期に地名を苗字として朝倉氏が興り、朝倉高清を初代とした。その中から八木氏、宿南氏、奈佐氏などの多くの部将を輩出した。 朝倉城は集落の南西の丘陵にあり、南西130m、南北110mの規模をもつ。室町期に作られた城郭を堀切や竪堀で戦国期に改修して守りを固めている。<朝倉城跡保存会・八鹿町教育委員会>