歴史
1、位置と城史
城主や城史は不明。淀谷城は坊岡集落の北東、標高262mの山上に所在し、集落との比高は約258mもある。城域は東西約300m、南北約50mあり、東西に細長い尾根に曲輪を配置している。
2、城の構造
主郭部は、曲輪1・3・4で構成されている。主郭部の周辺は、幅5mを測る曲輪2(帯曲輪)を初めとして、数多くの小曲輪群で防禦されている。主郭部の背後には、6m下がった所に2重の堀切(深さ1.5~6m)・竪堀(幅3.5~4m・長さ15~20m)と竪堀eを構築して、尾根筋を遮断している。主郭部の前面には8段の小曲輪を設け、更に低く尾根筋にも6段程度の削平の甘い小曲輪を配置している。
3、まとめ
淀谷城は、連続性のない東尾根の小曲輪群や主郭部周辺の小曲輪群の存在から判断して、南北朝期に起源をもつ城郭であろう。その後、室町期に主郭部を中心に改修し、更に戦国期に堀切・竪堀で改修したものと思われる。城は高所に所在することところから、村の逃げ城的性格が強い。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市竹野町林字淀谷
- 通称
- ─
- 形式
- (標高 262m/比高 約258m)
- 遺構
- 曲輪、堀切、竪堀
- 築城者
- 不明
- 主な城主
- 不明
- 築城年
- 南北朝期?
- 改修年
- 室町期、戦国期?
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- 未確認
- アクセス
- JR山陰本線『竹野駅』より