歴史
1、位置と城史
城主や城史は不明。須野谷城は須野谷集落南側の尾根先端、標高143.2mに所在し、城を取り囲む堀のように山裾を須野谷川が取り巻いている。集落との比高は約33m程度しかない。位置的には、小城集落から須野谷集落に抜けるルートを押さえる城であろう。
2、城の構造
須野谷城の主郭部は、低い石積み(0.7m)と低い土塁(高さ0.7m・幅3~3.5m)をもつ曲輪1と曲輪2であろう。曲輪1(75×90m)と曲輪2(23×7.5m)で構成する長大な主郭部は、北西斜面を浅い横堀と帯曲輪、南西側を深い堀切(深さ7~8m)で防禦されている。
堀切の上部の尾根には更に4段の曲輪があるが、特に曲輪6は大規模で37×16mを測る。曲輪6は居館跡かもしれない。
3、まとめ
須野谷城は、曲輪1~6で構成される連郭式の縄張りであったものを、戦国期に主郭部(曲輪1・2)を中心にして、土塁・横堀・石積み・堀切・帯曲輪などで改修したものであろう。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市竹野町須野谷字布尾
- 通称(別称)
- ─
- 形式
- 山城(標高 143.2m/比高 約33m)
- 遺構
- 曲輪、土塁、堀切、横堀
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 不明
- 築城年
- 不明
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- なし?(未確認)
- アクセス
- JR山陰本線『竹野駅』より