歴史
1、位置と城史
奈佐大谷城は奈佐川右岸、大谷集落南側、標高約40mの尾根突端に所在する。集落との比高は約25mある。城域は小さく、東西約30m、南北約85mを測る。
『但州一覧集』には「大永年中(1521~27)篠部伊賀守は、大谷村の中沢内蔵助を夜討に押寄せ打滅して、奈佐庄一円を領す」と記され、大谷城は中沢氏の居城と伝承されている。
2、城の構造
城は尾根を堀切・竪堀で遮断し、その前面に4段程度の曲輪を階段状に配置した小規模城郭である。
主郭1は東西7m、南北21.5mを測り、堀切(南側)に土塁(幅2.5m、高さ0.6m)をもつ。主郭背後(南側)の堀切は幅10m・深さ4mの箱堀となっており、竪堀は幅5~5.3m・長さ10~20mを測る。
曲輪2は7.5×4mを測り、曲輪3(9×7m)は主郭1・曲輪2の帯曲輪となっている。また、曲輪4は20×15mを測る。
3、まとめ
城は小規模で、位置的にも集落のすぐ背後に立地し、地侍クラスが構築した「村の城」と考えられる。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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規 模
難易度
アクセス ☆☆☆☆
データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市大谷字土肥土(といど)
- 通称
- ─
- 形式
- 山城(標高 約40m/比高 約25m)
- 遺構
- 曲輪、土塁、堀切、竪堀
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 不明
- 築城年
- 不明
- 改修年
- 不明
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時?
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし?
- 駐車場
- 未確認
- アクセス
- JR山陰本線『豊岡駅』より
- 北近畿豊岡自動車道『日高神鍋高原IC』より