歴史
1、位置と城史
城主や城史は不明。
桑野本城は桑野本集落西側の尾根先端、標高約230mに所在し、集落との比高は約100mある。城域は東西約150m、南北約30mを測り、東西に延びる細尾根に構築されている。
2、城の構造
主郭1(東西19m・南北8m)の背後は深い堀切(幅8.5m・深さ5m)、その前面には自然地形を残す細長い曲輪2と曲輪3(3.5×7m)・曲輪4(5×6m)の小曲輪を配置している。深い堀切と竪堀(幅4m・長さ15m・深さ1~1.5m)以外は、古い要素をもっている。
3、まとめ
桑野本城はやはり南北朝期に起源をもつ城を、戦国期に主郭背後の堀切・竪堀を構築して改修したものと思われる。位置的には、香住町の三川から入るルートを押さえる城としての機能を有していたものと判断されよう。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市竹野町桑野本字城山
- 通称
- ─
- 形式
- (標高 約230m/比高 約100m)
- 遺構
- 曲輪、堀切、竪堀
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 不明
- 築城年
- 南北朝期?
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- あり
- アクセス
- JR山陰本線『竹野駅』より