歴史
1、位置と城史
城主や城史は不明。市場城は市場集落の北側、西から東に延びる尾根先端の標高約60mに所在する。集落との比高は、約30m程度である。城域は東西約70m、南北約40mと小規模である。
2、城の構造
市場城は東西55m、南北21mを測る主郭1の背後を、堀切(幅5m・深さ2~2.5m)と竪堀(幅4~5m・長さ12m)で切断して城域を設定している。主郭の西の堀切側には幅3mを測る低い土塁を構築し、主郭の南側と東側は曲輪2・3・4・5を配置して防禦している。尚、主郭の石積みは城に伴うものではなく、後世のものであろう。
3、まとめ
堀切・竪堀の存在から戦国末期の改修が考えられるが、それ以前から城は築城されていたものであろう。市場城は集落に近く、単郭の城郭であるが、竹野街道と木谷川沿いに佐津から入る道が合流する交通の要衝に位置している。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県豊岡市竹野町森本字市場
- 通称
- ─
- 形式
- (標高 約60m/比高 約30m)
- 遺構
- 曲輪、堀切、竪堀、土塁
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 不明
- 築城年
- 戦国末期以前?
- 改修年
- 戦国末期?
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- あり
- アクセス
- JR山陰本線『竹野駅』より