歴史
釣鐘尾城は矢田川左岸、加鹿野集落西側、標高94.0mの山上に所在する。釣鐘尾城はいつ、誰によって築城されたのかは明らかではない。伝承では、城主や城史は野石甲斐守であると云う。
釣鐘尾城は幅10m・深さ8~9mを測る堀切を挟んで、曲輪a(東西35m・南北35m)と曲輪b(東西80m・南北45m)の2郭で構成されている。曲輪aは高さ1.5mを測る土塁によって虎口が固められており、更に斜面に帯曲輪・横堀・竪堀・U字形竪堀・畝状竪堀を配置する事によって防禦されている。明らかに、曲輪aからニ方向に延びる小曲輪群で構築した城を、竪堀・畝状竪堀・横堀・堀切で大改修している事が窺える。大規模な曲輪bは北半分を高さ1~2mを測る土塁で囲繞し、更に周囲に横堀・竪堀・堀切・U字形竪堀を配置している。
釣鐘尾城は、南北朝~室町期に構築された縄張りを、戦国末期に大改修したものである。城は海岸部から少し奥まった所にあるが、縄張りからすると豊続の要害の候補であろう。<豊岡市の城郭集成Ⅰより>
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データ
- 所在地
- 兵庫県美方郡香美町香住区加鹿野字城山
- 通称
- 加鹿野城?
- 形式
- (標高 94.0m)
- 遺構
- 曲輪、土塁、堀切、横堀、竪堀
- 築城者
- 不明
- 主要城主
- 野石甲斐守?
- 築城年
- 南北朝~室町期
- 改修年
- 戦国末期
- 廃城年
- 不明
- 開城時間
- 常時?
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- 未確認
- アクセス
- JR山陰本線『香住駅』より