歴史
一、地 勢
播磨国に流れる大河、加古川三角州の頂点に位置する、周りを水に囲まれた天然の要害の土地である。
古代より開発された土地で、貝塚あり、銅鏡、弥生式土器・須恵器・土師などの出土は、その証左である。
一、築 城
鎌倉時代中期、赤松盛忠は弘長元年(1261)6月、北条重時に従い武功によって播州印南郡小松原の地を与えられ、これより姓を小松原盛忠と改め築城する。
中世の城は環濠城郭集落である。今日なお外には環濠の跡、内にはT字路、要(かなめ)に社寺の配置を見る事ができる。
一、城 主
赤松家は62代村上天皇の第7皇子・具平親王を祖とする播磨国の名門である。
小松原城歴代の城主は、次の通りである。
初代・小松原盛忠 2代・義景 3代・景満 4代・永春 5代・春武 6代・武香
二百余年にわたり赤松一門は、加古・印南両郡内各地に主長として君臨している。
初代盛忠公の墓碑多重塔及び一族の五輪等は、大福寺、どろま地蔵堂に多数現存している。
一、結 び
小松原盛忠公は、城主のみならず、高砂市おける中世の武将であり、政治、経済、文化の偉大な貢献者である。
城址の碑建立に際し、祖先の足跡を偲び顕彰する次第である。
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難易度 ☆☆
アクセス ☆☆
データ
- 所在地
- 兵庫県高砂市荒井町小松原3丁目
- 通称
- ─
- 形式
- 平城
- 遺構
- なし
- 築城者
- 小松原盛忠
- 主要城主
- ─
- 築城年
- 弘長元年 (1261)
- 廃城年
- ─
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- あり (三社大神:無料)
- アクセス
- 山陽電鉄本線『荒井駅』より バス