歴史
上杉謙信公の居城として知られる春日山城は、今から約600年程前の南北朝時代に築かれ、越後府中を守る拠点であった。 その後、謙信公の父・為景公、謙信公、景勝公、の3代にわたり普請に努め、現在みられるような大城郭になったと考えられている。
春日山城の特徴は、山頂の本丸跡から山裾まで連続する屋敷跡群と、裾野に巡らされた総延長1,200mの総構え(通称監物掘)である。
本丸を構え、二の丸、三の丸をその下に配し、土塁濠を重ねて比隣に勢威を示した。
頂上は蜂ヶ峰と称し、眺望に富み附近の属城を充分に監視することが出来た。
本丸址の後方、一段低い所に大井戸があって夏でも水の枯れることがなく、その北方に毘沙門丸及び御花畑があった。
また西方には鐘撞(かねつき)堂があって、南方にの二の丸、三の丸方面には家臣の屋敷址があった。
関東管領として、関東・北陸に覇を唱えた戦国大名の居城に相応しい大城郭といえる。なおこの辺りは、かつて空堀が掘られていた。<現地案内板より>
地図
コメント
オススメ ☆☆☆☆☆
規模 ☆☆☆☆☆
難易度 ☆☆☆
アクセス ☆☆☆
データ
- 所在地
- 新潟県上越市中屋敷字春日山
- 別称
- 蜂ヶ峰城
- 形式
- 連郭式山城 (標高 182m/比高 169m)
- 遺構
- 曲輪、土塁、空掘、石垣、現存門
- 築城者
- 長尾氏
- 主な城主
- 長尾氏、上杉氏、堀氏
- 築城年
- 南北朝時代?
- 廃城年
- 慶長12年(1607)
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- 無し
- 100名城スタンプ
- 春日山城跡ものがたり館 (9:00~16:30、休館:月曜、祝日の翌日、冬季)
- 上越市埋蔵文化センター (冬季12/1~2月末日まで)
- 駐車場
- 春日神社下駐車場 (約30台)
- アクセス
- JR信越本線『春日山駅』より 徒歩30分