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全国気ままに城めぐり♪

日本お城めぐりの旅

松ヶ島城MATSUGASHIMA CASTLE 


歴史

 松ヶ島城は、かつて保層久美(ほそくみ)(細汲、細首とも書く)といい、参宮古道に沿い、三渡(みわたり)川の河口を控えた海陸交通の要衝であった。
 天正8年(1580)、織田信雄(信長の次男)は南伊勢統治の居城を田丸城(度会郡玉城町)からこの地に移し、松ヶ島城と称し、五層の天守が聳えていたという。その後、信雄の家臣津川義冬、滝川雄利を経て、同12年、豊臣秀吉の部将蒲生氏郷が12万石の大名として入城した。
 ところが、氏郷は四五百森(よいほのもり)に着目して築城し、新城下松坂に移り、本城下の町人や社寺はすべて強制移住させられて、松ヶ島は瞬時にして元の一漁村に変容した。
 古図や検地帳には天主跡・堀之内・丸之内・城の内・南之内・日の丸といった城郭名や殿町・本町・西町・紙屋町・ほうく町・鍛冶町という町名が見え、往時の繁栄をしのばせる。
 ここに残る指定地は俗に天守山と呼ばれ、付近から金箔をおした古瓦片などが出土しており、本丸天守の跡と考えられる。<現地案内図より>

コメント

徒歩○○分…山城、平城、これまで百数城めぐってきましたが、初めて想定外の時間を要し辿り着いたお城です。
下調べでは、よく徒歩15分となってますが、『松ヶ崎駅』から片道30分かかりました(汗)
『松ヶ島城』へのアクセスは、駅を出てひたすら北へ直進。自動車教習所、バイパスを超えて更に直進、
突き当たりの細道を少し右へ。道なりに進めばビニールハウスに隠れた小高い丘(?)を見ることが出来ます。
これが松ヶ島城跡です。現地には石碑、案内板とベンチがあるのみで、写真を数枚撮ってまた30分弱で松ヶ崎駅へ戻りました。同日に他のお城も巡る場合、行き、帰りのどちらかはタクシーなり足がほしいところです。

オススメ ☆☆
難易度  ☆
アクセス ☆☆☆☆


データ

所在地
三重県松阪市松ケ島町城之腰
通称
細首城
形式
平城
遺構
なし
築城者
北畠具教
主要城主
北畠(織田)信雄、蒲生氏郷
築城年
永禄10年 (1567)
廃城年
天正16年 (1588)
開城時間
常時
入城料
無料
休城日
なし
駐車場
なし
アクセス
近鉄山田線『松ヶ崎駅』より 徒歩25分〜30分

日本100名城
現存12天守
番外編

個人データ
初登城日:2012.2.20
最終登城日:2012.2.20