歴史
四本松(塩松)城は、口太(くちぶと)川に向けて突き出た標高316m、付近の低地との比高差100mほどの山頂及び尾根上に立地している。
規模は東西400m、南北600m程で、北・東・南は口太川と急崖(きゅうがい)、西は谷と大きな堀切で寸断された山城で、まさに天然の要害である。
四本松と称する城は2つ存在した。一つは古館(ふるだて)とも称する当城、もう1つは東方約1km先の住吉山城または本城と別称された山城で、いずれも中世の東安達地方である塩松を統治した石橋氏の居城である。
応永7年(1400)、それまで塩松を支配していた宇都宮氏が斯波氏に敗れた後は、斯波氏の一族であった石橋棟義(むねよし)の統治となり、2つの四本松城は石橋氏代々の居城として存在した。しかし、永禄11年(1568)石橋氏八代・義久は家臣であった
小浜城主・大内備前や百目木(どうめき)城主・石川弾正(だんじょう)らによって攻め滅ぼされ、四本松城はその機能を失うとともに終焉を迎えている。 <現地案内板より>
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難易度 ☆☆
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データ
- 所在地
- 福島県二本松市上長折字古舘
- 通称
- 古館城
- 形式
- 山城 (標高 316m、比高 100m)
- 遺構
- 曲輪、堀切、土塁
- 築城者
- 伴助兼
- 主な城主
- 石塔氏、吉良氏、宇都宮氏
- 築城年
- 治暦元年 (1065)
- 廃城年
- 永禄11年 (1568)
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- 無し
- 駐車場
- 駐車スペースあり
- アクセス
- JR東北本線『二本松駅』より バス『蛇ヶ淵』下車