歴史
大洲城は、鎌倉時代末期、伊予国の守護・宇都宮豊房の築いた地蔵ヶ岳城が始まりと云われています。激動の戦国時代を経て、小早川隆景が伊予を平定した後、戸田勝隆、藤堂高虎、脇坂安治が相次いで城主となりますが、この頃4層4階の天守を中心とした本格的な近世城郭に整備されたのではないかと考えられています。元和3年(1617)
米子から加藤貞泰が入城しました。以後、明治維新を迎えるまで加藤氏が6万石の城主としてこの地を治めました。明治維新後、幕藩体制が崩壊し、明治21年(1888)には天守も取り壊されました。しかし、4棟の櫓は解体を免れ、何れも国の重要文化財に指定されています。城跡も県史跡に指定され今日も大切に保存されています。
4層4階の天守は、明治期の古写真や『天守雛形』と呼ばれる江戸期の木組み模型など豊富な資料をもとに平成16年(2004)に木造で復元したものです。<現地案内板より>
コメント
オススメ ☆☆☆
難易度 ☆☆☆
アクセス ☆☆☆
データ
- 所在地
- 愛媛県大洲市大洲
- 通称
- 比志城、地蔵ヶ嶽城、大津城
- 形式
- 平山城
- 遺構
- 現存:櫓(4基)、曲輪、石垣、堀 復元:天守、多聞櫓
- 築城者
- 宇都宮豊房
- 主要城主
- 宇都宮氏、藤堂氏
- 築城年
- 元釈3年 (1331)
- 廃城年
- 明治4年 (1871)
- 開城時間
- 9:00〜17:00
- 入城料
- 500円
- 休城日
- 12月29日〜12月31日
- 100名城スタンプ
- 台所櫓入口 (大洲城内入口)
- 駐車場
- あり (有料:1時間100円)
- アクセス
- JR予讃本線『大洲駅』より 徒歩20分