歴史
眼下に由良川・福知山市街地を望む小さな丘の上にあるこの猪崎城跡は、今も「猪崎の城山」と呼ばれている中世の山城です。鳥ヶ岳、鬼ヶ城などの山々から、由良川・土師川の合流部近くまで、長く伸びた裾野の先端にあります。
城の範囲は、東西150m・南北160m余りあり、ほぼ円形のこの丘全域にあたります。
中核部分の主郭(近世城郭でいう本丸)は、東西約45m・南北約50m、更にこの主郭の北西の隅には
矢倉台らしき盛土も残っています。主郭から1段下がった周囲三方(北・東・南)には、高さ0.5m~3.5m程の大きな
土塁(敵の進入を防ぐ城壁)があり、主郭との間は幅15m程の
空堀となります。通路も兼ね、恐らく武者溜まり(非常の際に伏兵を配置するところ)にも利用できるこの空堀は、福知山地方では最大の規模を誇っています。
更に、その周辺には約10ヶ所余りの
曲輪(城域を形作る平坦な区画)を裾に向かって階段状に付属させています。
これら空堀様式や曲輪の配置形式は、畿内では天文~永禄年間(1532~1569年)に盛んに造られたことから、この猪崎城跡は、福知山地方では最も新しいタイプの中世城郭の一つと考えることができます。
天正7年(1579)、明智光秀は丹波を平定し近世城郭
福知山城を築城します。その直前の姿を今に伝える猪崎城は、私たちを戦国時代へと誘ってくれるでしょう。<現地案内板より>
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オススメ ☆☆☆★
難易度 ☆☆☆
アクセス ☆☆☆☆
データ
- 所在地
- 京都府福知山市猪崎字城山
- 通称
- ─
- 形式
- 丘城 (標高 64.9m、比高 40m)
- 遺構
- 土塁、曲輪、堀切、横堀
- 築城者
- 塩見利勝
- 主要城主
- 塩見氏
- 築城年
- 天文年間 (1532ー1555)
- 廃城年
- ─
- 開城時間
- 常時
- 入城料
- 無料
- 休城日
- なし
- 駐車場
- 無料
- アクセス
- JR山陰本線/京都丹後鉄道『福知山駅』より2.5km(車で約10分)